配当金の権利確定日/権利付き最終日/権利落ち日
配当金とは
株でお金を稼ぐ方法は主に4つあります。【値上がり益(キャピタルゲイン)】【配当金(インカムゲイン)】【株主優待】【貸株】
その4つの中で当サイトでは配当金に注視していきたい思います。そもそも配当金とは企業が出した利益の一部を、決まった時期に株主に還元しますよ。というものです。
配当利回りは企業によりまちまちです。出した資金の0%(配当無し)だったり、多いところでは5%近い配当利回りだったりします。
配当金を受け取れる回数も企業により変わってきます。年1回だったり、年2回だったり年4回(四半期配当)だったり、また去年の配当利回りが良かったといって今年も良いとは限りません。
その企業の業績が悪化をすれば配当自体をなくす事もあります(無配)なくさずとも配当を減らす場合もあります(減配)逆に、業績が良くなれば配当を増やす場合もあります(増配)
配当金は一律ではありません。最悪無くなる事もありますので配当利回りだけを見るのではなく、業績も確認をするのが大切です。
配当金 権利確定日
では実際にいつ、配当金が貰えるのでしょう。
それは、貰える時期も企業により異なりますので調べる必要があります。Yahooファイナンスでも簡単に知る事が出来ますので実際に見てみましょう。
狙っている銘柄コードを入れ企業情報のタグをクリック。その中に決算の項目があります。そこに載ってある日付が“権利確定日”となります。
この権利確定日に株を保有しているか、していないのかによって配当金を受け取れるのか、それとも受け取れないのかが変わってきます。
保有期間は一切関係ありません。また株数も関係ありません。1株でも配当金は受け取る事が可能です。
“権利付き最終日”と“権利落ち日”
「高配当銘柄の配当金を受け取りたいな」と思い権利確定日にその株を購入した場合、配当金は受け取れません。
それは何故か?
株主として記載されるためには3営業日の期間が必要だからです。つまり権利確定日の3営業日前までに株を購入しておく必要があります。
権利確定日の3営業日前を“権利付き最終日(権利取り日)”と言います。権利付き最終日の翌営業日のことを“権利落ち日(配当落ち日)”と言います。
権利落ち日の注文分から売却が可能です。極端な話をすれば権利付き最終日にだけ株を保有していれば配当金を受け取る事ができます。
他の364日は持っていなくても、たった1日だけ保有するだけで数%の配当金を受け取る事ができるので高配当銘柄とうまくお付き合いが出来ればお得に稼げるという訳です。
権利付き最終日(権利取り日)…権利確定日の3営業日前
権利落ち日(配当落ち日)…権利付き最終日の翌営業日
権利確定日…配当金をもらえる権限が確定する日
まとめ
利回りの多い高配当銘柄の配当金を受け取る場合は必ず『権利確定日』を確認する事。
そして、権利確定日の3営業日前の『権利付き最終日』までに株の購入を済ませる事。権利付き最終日の大引け時点での保有が必要です。
翌営業日の権利落ち日にはその株を売却しても問題なく配当金は受け取れます。